4月18日に開かれた浜松ボードゲーム同好会に参加しました。
今回プレイしたゲームは、 ■<AH> Breakout:NORMANDY アヴァロンヒルの不朽の名作のひとつ(独断&偏見)です。いわゆるアルンヘムシステムのノルマンディで、戦役の初期を扱います。もともと完成度の高いシステムの上に、ノルマンディらしいルールが散りばめられていて、いやが上にもかき立てられるモノがあります。 私が連合軍を担当しました。 第1ターンは特別な、でもお馴染みのシークエンスで進行します。 初めに『空挺降下』を行います。私は降下させた全ユニットを橋の確保にあてました(このゲームでは、ノルマンディものには珍しく(?)エリア間をつなぐ橋の存在が重要になります)。次に空爆、艦砲射撃を行って沿岸の守備をできるだけ弱めたあと、お待ちかね強襲上陸です。 強襲上陸の解決は簡単で、上陸するユニットごとにダイスを振り、1か2で何らかの損害を受け、それ以外は無傷で上陸、というものです。今回のプレイでは、幸い血のオマハの再現はなりませんでしたが、代わりにスウォードビーチでは大きな損害(上陸ユニット全てが裏返し=行動不能に)受けました。 上陸後、しばらく沿岸でもがくターンが続きました。特に英軍戦区は苦しく、カーンはおろか1エリアも前進することができません。エリアの確保で手一杯でした。ただし苦しい状況は独軍も変わらず、けして十分とは言えない増援を、連合軍の激しい航空妨害を受けながら(2エリア以上移動する場合、無条件で妨害チェック!)やりくりします。 中盤、どうにか英軍がバイユーを獲ったあたりから、オマハ方面の戦線が動き始めました。増援を優先的にまわして、じっくり押し込んでいきます。しかし、こちらに気取られすぎて、他の戦区に手当てする前に日没を迎えてしまうこともありました。事実ユタ方面は上陸地点から1エリア進んだのみで戦果がありません。 そうこうしているうちに、最終ターンである6月12日が近づいてきました。 英軍戦区の膠着状態は最後まで変わらず、カーンの守備は増強される一方で、ここの4VPは諦めることに。かえてユタ方面のいくつかのVPエリアへの攻撃を、アドバンテージを使ったダイス振り直しも含めて成功させ、勝利条件を満たすVPを獲得しました。 対応を迫られた独軍は、カーンに展開する黒ーい装甲師団を投入して、ジュノービーチを逆襲します。ゲーム終了時、独軍がいずれかのビーチを確保しているごとに、VPが1減らされるためです。そのときジュノービーチの守備はとても薄く(砲兵がぱらぱらといるのみ)、こりゃまずいと観念したのですが、ダイス目に助けられ、首の皮一枚(エリアを守る4ユニットがすべてdis-2状態)で守りきります。 その後、貯金を作っておこうと別の箇所で攻撃を行った際に運良く日没DR以下の目を出し、日が落ちてゲーム終了となりました。 ユニットの移動でああでもないこうでもないと悩まされつつも、比較的触れ幅のでかい戦闘でどかんと予定が裏切られ得るステキなゲームでした。こういう「出しゃいいねん」ができるタイプのゲームは大好きです。そんなんじゃ勝てん、と叱られそうですが……。今度プレイするときがあれば、独軍を担当してみたいです。
by taku9113
| 2010-05-02 02:33
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